房総国際芸術祭 Boso Triennale

房総国際芸術祭とは

About the Boso Triennale

房総国際芸術祭とは

テーマ・コンセプト

五感全開、旅する房総 

-みんなの美術びじゅつ工場こうば

房総半島まるごとの千葉県は、鎌倉殿が勢力を拡大し、のちに各地で城下町が形成された関東の歴史的拠点であり、古くは国分寺から遡る古墳文化の華やかな地であり、2500万年前にはユーラシア大陸から離れていく日本列島の牽引の大地でした。近代以降、この豊かさを育む里山や歴史的な風景とともに、日本有数の工業地帯、および首都圏の大切な住宅地として発展し、今や日本列島の縮図ともいえる特徴ある地域として存在感をもってきました。

本芸術祭では、2市1町の各地にアート作品と音楽・ライブパフォーマンスを展開し、来場者は、半島を縦断する鉄道、車、自転車や徒歩などで地域を旅します。太平洋を臨むフロンティアの地に、世界各地から作家が集い、世界へと開かれた国際的な芸術祭の拠点として歩み始めます。ここでは「みんなの美術工場」の構想のもと、ものづくりに注目し、作家の滞在制作やシンポジウム、ワークショップを開催します。さらに、木更津のクルックフィールズを立ち上げた小林武史が、この地域の特徴を生かした音楽・ライブパフォーマンスを手掛けます。また各エリアの食施設と連携して地産地消メニューや新しい食体験を考案し、来場者と地域との交流も創出します。

見どころ・会場について

開催概要

名称:房総国際芸術祭 アート×ミックス2027
会期:2027年3月6日(土)~5月30日(日)※火・水曜日定休(GWは除く)、64日間
会場:市原市、木更津市、大多喜町の各地
主催:房総国際芸術祭実行委員会(千葉県・市原市・木更津市・大多喜町)

総合プロデューサー:小林武史(音楽家)
総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
アートディレクター:豊福亮(アーティスト)
デザインディレクター:長嶋りかこ(グラフィックデザイナー)

ロゴについて

青と赤という二極の色味が滲む景色は、「内」と「外」、「人工」と「自然」、「効率」と「非効率」といった対極する要素がミックスし、社会に“あわい”※を描くことを隠喩しています。

太平洋を望む房総半島が、交流の玄関口として開口部の一助となる国際的な芸術祭を目指していることから、房総半島の陸地から見た太平洋の海と空の境界が滲む風景を思わせる、整然としたグラデーションをメインビジュアルに据えました。一方、おぼつかない手つきで色を混ぜるかのように描かれた円は、造作、対話、交流といった人為によって生まれる“あわい”※を表しています。

ロゴには、日本語に丸ゴシック系統の書体、英語に角ゴシック系統のコーディング書体を使用しています。日本語は道路標識など日本の物理的な公共空間で多用されてきた丸ゴシック系統の書体であり、英語はコーディングフォントとしてシステム構築において用いられる、仮想公共空間の裏方的角ゴシック書体です。丸と角、表と裏、物理と仮想、という2つの対極的な書体を日英併記で組み合わせ1つのロゴとすることで、コントラストとあわいを宿しています。

長嶋りかこ/グラフィックデザイナー

※あわい(間)…向かい合うもののあいだ。また、2つのものの関係